バーナ・機器
コンパクトタイプリジェネレイティブバーナ / COMPACT TYPE REGENERATIVE BURNER
コンパクトタイプリジェネレイティブバーナは、蓄熱体(セラミックボール)をバーナ本体に内蔵することでコンパクト化を実現しました。これまで設置が難しかった小型炉にもリジェネバーナを導入できるようになりました。
交番燃焼方法を採用しているため、炉内温度分布が均一になります。
特徴
- コンパクトな形状
- 省エネ・高性能
- 高速火炎による炉内撹拌効果
- 火炎流速100m/s(at 1,000℃)のシャープな炎と交番燃焼により均一な炉内温度分布が得られます。
- イージーメンテナンス
- 低価格
- 既設炉に容易に設置可
IRSH型超低NOxリジェネレイティブバーナ / IRSH TYPE REGENERATIVE LOW NOx BURNER
IRSH型超低NOxリジェネレイティブバーナは、蓄熱媒体を持つ2台のバーナを一対として、炉内ガスと燃焼空気を交互に流し、高温空気として廃熱を回収する交番燃焼方式のバーナです。低NOx燃焼を行うために燃料と空気を別々のノズルより高温炉内に直接噴霧することで燃焼速度を著しく遅らせ大幅なNOxの発生を抑制する最も新しい省エネルギー形の燃焼システムです。
特徴
- 高温で高効率の廃熱回収
- 高温空気燃焼による炉内温度分布の改善
- コンパクトな廃熱回収システム構造
- 火炎温度抑制燃焼によるNOxの低減
- 炉のコンパクト化が可能
- 既設炉に容易に設置可
バーナ構造及び原理
IRSH型超低NOxリジェネレイティブバーナは、エアーレジスター、1次ガスノズル、2次ガスノズル、パイロットバーナと蓄熱室から構成されています。
燃焼空気は蓄熱室に充填された蓄熱材(アルミナボール)により熱交換され、高温空気としてエアーレジスターノズルより高速で炉内に噴出されます。燃料ガスは炉内温度が低いとき1次ガスノズルよりエアーレジスターの高温空気供給口から高温空気と共に噴出します。炉内温度が着火温度以上に達したときに1次ガスノズルよりガスの供給を停止して炉内に開口された2次ガスノズルより噴出して炉内において再循環流を形成しながら緩慢燃焼させ、NOxを大巾に抑制した燃料炉内直接噴射型のバーナです。
RSH型低NOxリジェネレイティブバーナ / RSH TYPE REGENERATIVE LOW NOx BURNER
RSH型低NOxリジェネレイティブバーナは、蓄熱媒体を持つ2台のバーナを一対として、炉内ガスと燃焼空気を交互に流し、高温空気として廃熱を回収する交番燃焼方式のバーナです。
高い熱交換効率が得られ、また独特な燃焼方式による二段燃焼と自己排ガス再循環により大幅なNOxの発生を抑制する最も新しい省エネルギー形の燃焼システムです。
このバーナは工業加熱設備の省エネルギー化と環境保全を目的にロザイ工業と住友金属工業・住金マネジメントの三社で共同開発した高性能省エネルギーシステムです。実炉実証試験においても好成績を収めています。
特徴
- 高温で効率的な廃熱回収
- 交番燃焼による炉内温度分布の改善
- 省エネルギー化
- コンパクトな廃熱回収システム構造
- 低NOx燃焼方式
- 加熱炉の廃熱回収に最適
- 既設炉に容易に設置可
バーナ構造及び原理
RSH型リジェネレイティブ低NOxバーナは、エアレジスター、ガスノズル、バーナタイルと蓄熱室から構成され、シンプルな構造に設計されています。燃焼用空気は蓄熱室に充填した熱媒体のアルミナボールにより熱交換され高温空気としてエアレジスターに導入され1次空気と2次空気に分けられます。
また、ガスノズルはエアレジスターの中心部にあり、ライニング材と冷却空気により保護された構造で、燃料ガスはノズル先端で冷却空気と共に60~100m/sec.の高速で噴出し、1次空気と混合され燃焼を開始します。
また、その高速噴流によって炉内の雰囲気ガスを巻き込み自己循環することで火炎の高温化を抑えると共に火炎の安定をはかっています。さらにインナータイル外周に設けられたスリットからの2次空気と混合し、二段燃焼することでさらに火炎温度の高温域を下げて燃焼を完了します。このように炉内雰囲気ガスの再循環と二段燃焼によって火炎のピーク温度を下げることでNOxの生成を大幅に抑制しています。
その他バーナ
高性能機種と熱設備仕様にマッチした設計
■超高温焼成キルン
産業製品に占める熱エネルギーコストの割合は大きく、燃焼技術の優劣が熱設備性能に重要な役割を果します。弊社では多年、工業炉ほか、加熱設備における省エネルギー技術向上の一環として、高性能燃焼機器の改良と開発に取り組んできました。その結果として、各種オイルバーナ、ガスバーナ、ホットエアバーナ、低NOxバーナをはじめとする標準形燃焼機器に加え、各種の特殊バーナなどを開発、最新の燃焼技術を取り入れ、燃焼システムの効率を向上させ、ご要望にお応えしています。